築港の夜ににぎわいを!築港酒場化計画プロジェクトから生まれた『築港横丁』!

2025.9.13
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築港の夜ににぎわいを!築港酒場化計画プロジェクトから生まれた『築港横丁』!

港区築港は、かつて港湾のまちとして多くの船乗りや観光客でにぎわっていました。しかし時代の流れとともに、通りにはシャッターが増え、人影も少なくなってしまいました。大阪ベイエリアの玄関口でありながら「通過点」となってしまったこの場所を、もう一度人が集まるまちにしたい。

その思いから立ち上がったのが「築港酒場化計画」です。

私たち美想空間は、築港エリアリノベーション協議会の一員として、古い建物を活かしたリノベーションやイベントを重ねてきました。その経験をもとに「飲食の力で夜のにぎわいを取り戻す」挑戦を始めたのです。

きっかけは一つの呼びかけから

この計画の始まりは、築港生まれ・築港育ちの地元っ子でもあり、地元築港で長く飲食業を営む(株)ファーストオーシャン代表 中澤さんの呼びかけでした。

「築港に天満や福島のような飲み屋街をつくりたい」、誰よりも築港を愛する中澤さんのその言葉に共感した方々がKLASI COLLEGEに集まりました。参加したのは11名。経営者が多かったこともあり、ピリッとした空気が流れる中、美想空間代表 鯛島がプロジェクトの趣旨を説明。築港の歴史や住民層、そしてこれからの可能性を語りました。

その後は現地を歩きながら、シャッターの並ぶ商店街や港大橋の風景を見て、「ここにもう一度人が集う景色を取り戻したい」との思いを参加者全員で共有しました。

学生と一緒に進めた『築港横丁』

築港酒場化計画の大きな特徴は、現役大学生が中心メンバーとして関わったことです。

経営やマーケティングを学ぶ学生たちは、プロの飲食店経営者に直接プレゼンを行い、店舗デザインやメニューづくりに意見を出し積極的に関わりました。

メニュー会議では、原価率の計算やオペレーションの流れまで議論。アルバイト経験はあっても、経営者目線で飲食を考えるのは初めての学生が多く、現場のプロから学ぶことは貴重な経験になったことと思います。

工事前の現場確認にも学生が参加し、図面を見ながら「ここはこう動くと便利では?」と提案するなど、若い視点とプロの知恵が交わりながら築港横丁は形になっていきました。

『築港横丁』OPENまでの道のり

OPEN当初は「ホルモンうどん夕凪」「串カツMORIYA」「世界のおばんざい屋 花厨」、そしてスナック「マドロス」の4店舗が入居。異なるジャンルのお店が一つに集まり、一晩で多彩な味を楽しめるスタイルが実現しました。

またこういった活動が産経新聞やYahoo!ニュース・NHK「ほっと関西」など、多くのメディアに取り上げられ、学生たちの奮闘が広く伝わり、プロジェクトの存在感は一気に高まりました。

いまや築港横丁は地元の方々に加え、インバウンドのお客様にも人気の場所に成長しています。海遊館や天保山を訪れた観光客が立ち寄り、串カツやホルモンうどんを味わう。そんな風景が日常になりました。

現在、運営を担っているのは、このプロジェクトの呼びかけ人でもあったファーストオーシャンの中澤さんです。地元出身で築港を誰よりもよく知る存在として、持ち前の行動力で横丁を支え続けてくれています。中澤さんが中心となることで、地域との結びつきがより強まり、訪れる観光客の方にも「地元の空気感」を伝えられる場所になっています。

『築港横丁』おすすめメニュー紹介!

さて、ではここで、築港横丁に来たらぜひ味わってほしいメニューを紹介します!

天保山チーズ

定番の人気メニュー!チーズとはちみつが相性抜群◎

長芋の海苔巻き揚げ

トロっとした長芋と海苔の組み合わせが絶妙!女性人気No.1!

ネギ塩麴だれホルモン焼きうどん

塩だれがホルモンに絡みビールと相性抜群!ボリュームも満点!

最後にドリンクはこれ!築港にあるサントリー工場で生産される「翠ジンソーダ」

地元産のお酒を味わえるのも築港横丁ならでは◎

『築港横丁』という交流の場

また、築港横丁は飲食の場にとどまらず、地域の交流拠点としても機能しています。その象徴的なイベントが、スナックマドロスで行われた「区長スナック TellMe」です。

港区区長の山口さんがカウンターに立ち、来場者と語り合うこの企画。普段なかなか話す機会のない区長と、お酒を片手にまちの未来を語る。肩ひじ張らない雰囲気の中で意見交換ができ、新しいつながりも生まれました。築港横丁が「人と人をつなぐ場所」として機能していることを実感できたイベントでした。

『築港横丁』を起点に広がる挑戦

地元住民 中澤さんの「築港に天満や福島のような飲み屋街をつくりたい」という思いから始まりまった築港酒場化計画プロジェクト。

そこに飲食経営者や学生、住民が集まり、メディアに注目され、いまでは築港を代表するお店となりました。築港横丁が生まれたことで「やればできる」という体験を共有できたのは大きな価値があったと感じています。

築港酒場化計画プロジェクトはこれからも続きます。横丁を起点に、クラフトビール、宿泊施設、シェアオフィスなど、新しい挑戦が周辺で動き続けています。

私たち美想空間は、これからも仲間とともに「築港に新しい活気を生み出すきっかけ」をつくり続けたいと思います。