美想空間で働く人の姿をそのまま記録していく「美想空間MAGAZINE｜社員図鑑」シリーズ。
肩書きや経歴だけでは語りきれない、仕事や暮らしのエピソードを通して見えてくるのは、その人らしい価値観や働き方です。
第2回に登場するのは、コンストラクター（現場監督）の小嶋佑。
ゼネコン勤務を経て、美想空間に入社して5年。小嶋の言葉からは、「現場」でのリアルな手応えと、人との関わりを大切にする姿勢が伝わってきます。
入社のきっかけと美想空間との出会い
東京でゼネコンに勤めていた頃、仕事がどこか単調に感じ、「もっと暮らしに近い仕事がしたい」と思うようになったという小嶋。
そんな思いから、地元・淡路島に近い場所で会社を探しているとき、偶然Instagramで見つけたのが美想空間でした。
「初めて説明会で事務所に行ったとき、張りつめた空気が全くなくて。みんなのびのびしていて、“ここなら自分らしく働ける”と直感しました。」
入社後に感じたのは、「みんなの頑張りが見える環境」だったと言います。
「自分自身頑張っているつもりでも、隣にはさらに努力している人がいる。その姿に自然と引っ張られて“もっと頑張ろう”と思える。そんな刺激が日常にある職場です。」
小嶋が語る美想空間は、「リノベーションをする会社」であると同時に、「人もリノベーションされていく会社」。社員一人ひとりが“挑戦したい”という気持ちを後押しし、社長をはじめ職人たちも新人を温かく見守ってくれる。
人との距離が近く、自然体で成長できる環境は、美想空間の大きな魅力です。
現場で「形にする」ということと、そのやりがい
「やりがいや嬉しさを一番感じるのは、現場が完成した瞬間です。」
お客様の思いに寄り添いながら仕上げていく中で、「この人がここで暮らすんだ」と想像しながら手を動かすようになったと話します。
特に印象に残っているのは、河内長野の現場。「お客様と直接やりとりを重ねる中で、図面では伝えきれない細かなニュアンスを現場でくみ取ることができました。“色合い”“手触り”“空間の広がり”といった細部へのこだわりに応えられたときは、本当に嬉しかったです。」と。
現場監督の仕事は、リノベーションの流れの中で「最後のバトンを受け取る」ポジション。
企画・設計・職人といった多くの人の思いを引き継ぎ、最終的に形にしていく責任重大なポジションです。
「以前は、現場監督の仕事は、“設計と職人の間に立って調整すること”だと思っていました。でも今は、もっと広い視点で、“みんなの想いを最終的にカタチにすること”が自分たちのミッションだと感じています。」と語ってくれました。
お客様はもちろん、設計、プランナー、職人、全員の気持ちを汲み取り、バランスを取りながら現場をまとめていく。一つひとつの“ピース”を組み合わせて完成へ導くことは、現場監督にしかできない仕事なのです。
次のステージへ ― 設計への挑戦
実は小嶋、もともとは設計志望で入社しました。
住宅リノベーションは未経験だったため、まずは現場を学ぶために現場監督からスタート。
そんな小嶋に転機が訪れようとしています。「入社時の希望を社長が覚えてくれていて、“設計希望やったよね”と声をかけてもらったんです。」
今は”設計がしたいから”ではなく、”次のステージに進みたいから”設計に挑戦したいと考えているそう。
「現場監督としての経験を活かしながら、お客様と直接関わり、自分の考えを形にできる機会を広げたい。同じ会社の中でも、新しい挑戦ができる環境があるのは本当に恵まれていると思います。」
そして、自分がその道を切り拓くことで、「後輩たちに新しいキャリアの可能性を見せたい」とも話してくれました。
コンストラクター（現場監督）という仕事
最後に、小嶋が担う「コンストラクター（現場監督）」という仕事について紹介します。
コンストラクターは、リノベーションの「最終工程」を担う重要なポジションです。
お客様、設計、職人、すべての関係者の思いをつなぎ、現場で理想の住まいをカタチにします。
主な業務内容は――
・工事スケジュールの管理
・品質・安全の確認
・現場での職人との打合せ
・設計・コーディネーターとの調整
・竣工・引渡し対応
リノベーションの「最後のピース」をはめる存在として、現場の空気をまとめ上げ、お客様の大切な「家づくり」を完成へと導く。
それが美想空間のコンストラクター（現場監督）です。
暮らしも仕事も、自分らしく。
美想空間には、そんな人たちが集まっています。
この連載では、これからも美想空間で働く人の姿をお届けしていきます。
次回もぜひご覧ください。
